”料理ができる”定義は人によって様々だと思います。
私の価値観では、レシピに沿った調理ができること。調理中レシピを見てもOK! ということです。むしろどんどんレシピを見ていきましょう。曖昧な状態で調理するより、しっかりとレシピを確認したほうが美味しい料理ができる。
レパートリーは少なくてもOK! 例えばハンバーグしか作れない場合ですが、逆に言えばハンバーグはできるわけです。調理が完了してお皿を見たときに言ったはずです。「出来た!」と。それはすなわち”料理ができた”というわけです。恥じることはありません。ひとつでも調理が完了できたら、あなたは”料理ができる”人なのです。
あるのはレベル感だけ
料理を始めて間もない時はレベル1の新人勇者。ある程度慣れてきたレベル30の主婦(主夫)勇者。こだわりが強くなり専門書を読み始めるレベル50の本格勇者。そして世界を救うレベル80越えのプロ勇者。レベルの違いはあれど、みんな”料理できる”なのです。
今の自分のレベルがどのへんで、将来どのくらいまでになりたいのかを考えるのが重要です。誰もがプロになるわけでもありませんし、プロ級の料理を求めてくるわけでもありません。レベルを上げていき、自分が楽しめるレベル帯で遊べばいいのです。
一番楽しいのはレベル1の新人勇者! ポケモンやファイナルファンタジー、ドラクエなど序盤は敵を倒せば面白いくらいにレベルが上がっていきます。料理も同じ。レシピを見ながら着実に調理していけばどんどん成長していきます。これが楽しい! 「次はこれを作ろう」「違う作り方をしてみよう」「彼(彼女)の好物を作ってみよう!」となっていきます。レベルが上がると自己肯定感も上がります。それが自信につながりモテにも繋がっていきますよ!
昔は新人勇者で今は本格勇者。いずれは・・・
私はレシピを見ながら調理していました。(今でもよくレシピを見ながら調理しています。)レパートリーは少なかったです。当然ですよね。誰でも最初はそうです。だんだん慣れてきたころにレパートリーが増え、いろいろなものが作れるようになってきます。初めて人様に料理を出したのはパスタ一皿のみでしたが、それでも相手は喜んでくれました。ここで気が付きました。大切なのは作って食べてもらうこと。恥ずかしいけど、相手が喜んで笑ってくれた光景は忘れません。もしかしたら、この経験があったから、私は今でも料理しているのかもしれません。